STORIES

ストーリーズ

  • インタビュー
  • コミュニケーション

2023/03/24

SIIの新たなPurpose・新ロゴの策定について

既にニュースリリース済みですが、当社は昨年よりリブランディングプロジェクトチームを立ち上げ、新しいパーパスを制定いたしました。社長の久野よりこの背景、想いについてメッセージをお届けします。

パーパス、ロゴを共想いただいたSimple good社、 Happy and Happy社の方々のコメントも合わせ、ご紹介いたします。

【代表取締役社長 久野メッセージ】

当社は2023年度に創立35年を迎えます。また「住商インテリアインターナショナル株式会社」という総合インテリア会社になり、20年の節目の年でもあります。
インテリア商材専門商社として「インテリア商材を販売する」という目的があり、それが基幹事業であるのですが、この20年の当社を取り巻く環境の変化もあり、単純に商材を販売するということだけでは、ビジネスとして成立しなくなってきました。
それゆえに「住商インテリアインターナショナルは何をする会社なのか」と、自問してきた社員も多いのではないかと思われ、改めて、「住商インテリアインターナショナル」という会社を定義づけるのが良いのではないか、と考えました。
そこで、2023年度を前にリブランディングプロジェクトを立ち上げ、「Purpose」の導入、「Values」を含めた「Business Concept」の明確化、そして、SIIの「ロゴ」デザインもリニューアルすることとしました。
このリブランディングプロジェクトには、SCデジタルメディア株式会社のサポートのもと、ブランディングディレクター/コピーライターとしてSimple good社に、アートディレクターとしてHappy and Happy社に参画いただきました。

代表取締役社長 久野

1)Purpose

社会に新しい変化を生み出すもの、それは人々が集う空間の可能性。
求められるのは「インテリアの力」です。

インテリアは人々に心地よい時間を届け、新しいつながりを創り出すことができる。
そこで過ごす一人ひとりの感性と響き合い、創造的な時間を創り出すことができる。
これからのワークスタイルやライフスタイルが生まれる場所を、届けることができる。

私たちはお客様が実現したい空間を共に想い描き、
インテリアの豊富な知見と経験に裏付けられた、提案力と調達力で応えていきます。

インテリアの可能性を信じて、人々の、そして社会の可能性を切り拓いていきます。


「Purpose」は言葉として非常に夢があるものになりました。少し抽象的ですが、それだけにいろいろと考えを巡らせることができる言葉、深い意味を持つ言葉になっており、私も初見で気に入りました。

Simple good 橋本氏:「Purpose」に関して、皆さんと会話を重ねる中で特に焦点を当てたのは、コロナや働き方改革などで今後大きく変わっていくであろう「仕事をする空間」の変化のなかで、SIIがどのような会社でありたいのかを言語化するということです。
社会の変化と社外の変化の掛け算をどのように生み出していくかということに、今回特にやりがいを感じて注力しました。

Simple good 橋本氏
Simple good 村田氏

Simple good 村田氏:ストレートに言うと「インテリア商材を通して、お客様の空間を豊かにする会社」ということになるのだと思います。そのことをインテリアの「可能性」は大変大きいということ、追求すべきことだということ、そして、「企業」や「お得意様」という言い方でなく、「人々」と広い言い方をすることで、「SIIの仕事は、人々の為にあるのだ」と広く伝えることのできる言葉にしました。これは未来の話ではなく、SIIが今までやってきた延長線上にある言葉でもあります。
オフィスに敷かれたカーペットひとつもインテリアの「可能性」であり、そこから「人々」は働き方を変えていきました。このことはSIIの普遍的な存在意義であり、それがSIIの未来にもつながっていく話でもあるのです。

2)Business Concept

Business ConceptはSIIの戦略を言語化したものです。
お客様、パートナー企業の皆さまにSIIの強み、機能を一見で分かっていただけるものにしました。
空間を共想するために、そして実現するために、SIIは6つの力を持っている。そしてその力は5つの社員のバリューによって支えられている。自らのビジネスの力が分かりやすく整理されることで、社員の皆さん一人ひとりがどんな力を発揮すれば良いのかが明確になります。

Simple good 橋本氏:皆さんの意見をお聞きしていて感じたのは、お客様に押し付けるのではなく、お客様と共にベストな働く環境、人が集まる場をどう作るかを一緒になって考えるという点をとても大事にしているということです。また、大規模プロジェクトをやり切るプロジェクトマネジメント力の高さに驚きました。
長期にわたり簡単ではないプロジェクトをやり遂げる「実現する力」というのは、今までのSIIを形作ってきたものだと思います。

Simple good 橋本氏
Simple good 村田氏

Simple good 村田氏:「空間」はスペース。最初は何もない場所なわけです。ですからお客様や設計者の方々は、まず最初にその「空間」をどう創り上げていくかをイメージすると思うのです。
その時に「共創」という言葉を使うと、共に何かを創るというイメージが強くなるので、あえて、共に想うの「共想」という言葉を使いました。施主や設計事務所の皆様と一緒に想うことが重要であるという意味です。想う力がクリエイティビティでもあると考えました。
皆さんは「実現」ということを多くされてきたと思うのですが、何もない「空間」について一緒に思い浮かべる=「共想」することも、とても大事だと思います。

3)Logo

ロゴに隣接する四角形を「空間」と捉え、SIIが「人が集う場を創る企業」であることを表現。

四角形は「信頼/正直/安全」を意味する図形です。
四角形の中央にある、まっさらな白い空間は、SIIの無限の可能性を表しています。
さらに、四角から飛び出すように配置した文字に、既成概念やこれまでの枠組みから、
一歩前に踏み出していくSIIのチャレンジ精神を込めました。
ロゴについては、デザインのみならず、ロゴに込められた意味も含めて全社で検討し、
最終的に社内投票の結果、大差で掲出のロゴに決定しました。社員はデザインだけでなく、その背景や意味にも共感したのだと思います。
圧倒的に皆が支持した、皆の感覚に馴染むロゴになったと思っています。



Happy and Happy 甲谷氏:アイデアの元になっているのは、Simple good社が素案でまとめて下さった「Purpose」「Values」です。ここに「人が集う場」と「空間創造」というキーワードがありました。この2つをコンセプトの核にしながら、「Values」の要素と「クリエイティビティを大切にしていきたい」という皆様の想いをシンプルな造形の中に込めました。
今回決定したロゴは初期段階で浮かんだアイデアです。
当初、ロゴの色は何かカラーを付けることを考えていたのですが、このロゴをお見せした際に、黒やグレーのデザインがマッチしているとのフィードバックをいただき、モノトーンも検討していきました。
「黒」はスタイリッシュで格好良いのですが、SII様の社風を考えると「黒」では印象がきつすぎると感じました。皆さまは柔らかい印象でしたので、少し優しい印象を持った「グレー」の方がいいと思いました。
「グレー」はどんな色ともマッチする柔軟性を持っている色なので、そういう意味でもSII様の仕事ともリンクできる。色に関しても、良い着地点を見つけることができたと思っています。

Happy and Happy 甲谷氏

昨年7月からリブランディングに取り組み、素晴らしいものが出来上がったと自負しています。
しかし、「創った」、「出来上がった」だけでは意味がありません。今後、社内外にこの新しいブランドを浸透させ、そして、新生SIIによる事業活動を通じ、社会に貢献していきたいと考えています。




インタビュー実施:2022年11月24日