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2023/01/12

住友商事インタビュー 〜学生向けマンションビジネス インテリアへのこだわり〜

住友商事株式会社・住宅・都市事業部のみなさまに、住商インテリアインターナショナル(以下、SII)と連携したマンション事業についてインタビューさせていただきました。

住友商事 住宅・都市事業部
<販売企画・品質管理/商品企画チーム>
嬉野 綾香 チームリーダー/一級建築士:右から二人目
川上 圭司 主任          :右
山田 優太             :左から二人目
山内 智大             :左

− 住友商事 住宅・都市事業部の沿革−

建設不動産分野のパイオニア

住友商事のルーツは、大正8年(1919年)。大型臨海工業地帯の開発というビッグプロジェクトから始動しました。総合商社として発展していく過程においても、建設・不動産事業は当社の中核事業としてあり続け、現在もまた、次の100年を目指して成長し続けています。
マンションなどの住宅開発・分譲事業には、1964年以来業界でもいち早く参入しており、住宅ローン制度の導入や、メゾネット方式のマンション分譲など、建設不動産分野のパイオニアとして多くの実績を築き上げています。

CLASSY HOUSE(クラッシィハウス)

CLASSY HOUSE千代田富士見

CLASSY HOUSE(クラッシィハウス)

機能と美の融合を追求した住まい

コンセプトは「機能と美の融合」
住友商事のマンションは、「暮らしやすさ」から建物を考え、機能的で美しい住まいづくりを追求しています。
土地取得から企画、販売、その後の管理運営・アフターフォローまで長期にわたり一貫体制のもと、
リフォーム・住みかえといったさまざまな面で、お客様へのサポートを提供しています。


川上氏:「当社はマンション事業のパイオニアとして、1960年代からマンション事業に取り組んでおります。

実は大阪で分譲マンション事業を初めて行ったのは、住友商事が最初なのです。 住友商事のルーツが大阪北港(株)という不動産開発の会社だったということもあり、住友商事は不動産事業を中核事業として位置付けてきました。

その中で現在、当社のマンションビジネスは、ファミリー向け分譲マンション事業であるCLASSY HOUSEを中心に展開しており、そこで蓄積されたマンション事業に関する59年分のノウハウを活かした学生向け賃貸マンションシリーズとしてclassy BASEが誕生しました。

classy BASE(クラッシィベース)

学生向けマンション
classy BASE世田谷桜丘

 

嬉野氏

嬉野氏:classy BASEは学生専用のマンションですが、2020年竣工の「classy BASE 経堂」を1号案件として、その後川崎、西国分寺、世田谷桜丘等、現在開発中のものを含め10棟以上の案件を計画してきました。

classy BASEの「BASE」は学生たちの基盤となるように、また、基地として楽しい生活が送っていけるようにという思いを込めて名付けています。

SII佐々木:「担当させていただいた食堂スペースですが、単なる食堂という位置付けではありませんでした。

エリアはそれほど大きなスペースではないながらも、一人一人、思い思いに過ごせるような空間を目指しています。くつろげるスペースであったり、食べてすぐ出て行くクイックスペースであったり、また、時には何人かで集まりながら勉強ができるようなスペースでもあります。

一つのスペースで、それぞれ自分で過ごし方を選べるということを、どの物件でも心がけました。 レイアウトについてもお話させていただき、空間、エリアを提案した後に、その上に入る家具をご提案していく流れで進めさせていただきました。 」

SII佐々木
classy BASE経堂

嬉野氏:classy BASEが他の賃貸マンションと違うところは、ラウンジ(食堂)です。そこをどう魅力付けするのかという観点で、色々とご相談させていただき、ソファースペースや、エリア分けなどもご提案いただきました。
classy BASEは、初めて親元を離れる学生をターゲットにしています。そのため、洗練され過ぎていたり、通な人だけがわかるというよりは、写真を見ただけで、温かみが感じられたり、「住みたいな」と思ってもらえる雰囲気を大事にしています。

classy BASEの入居者のほとんどの方が、大学に入学する前に部屋を決めます。そのため、いい意味で学生の憧れとする東京や首都圏を体現できるようにしたいと思っています。 家具も重要ですが、特に大きなポイントとなるのは照明です。 照明はラウンジの中でアイキャッチとなるため、テーマに合わせた照明を選んでもらうところから空間づくりをスタートしています。

SII佐々木:「実際にショールームを回り、照明の実物をたくさんご覧になった上で、気に入ったものを選んでいただきました。

実際に椅子やソファーに座り、そして、その張地まで選定するなど、現物を見て触れて体感し、厳選いただいています。」

classy BASE西国分寺

完成後

感想
classy BASE西国分寺

嬉野氏「これまで一緒に作ってきた案件では、希望した内容に沿ってご提案頂いており、期待通りに仕上げていただきました。 完成後、classy BASEを初めてご覧になった各デベロッパー様やオペレーター様などからも非常に良い評価をいただいています。

1棟目のclassy BASE 経堂は、特に多くの方々に内覧に来ていただいたこともあり、大変ご好評をいただきました。

専有部も各部屋の収納などは、分譲で培ったノウハウを基にこだわりを持って作っていますが、物件を選ぶ段階では他物件との差別化はなかなか難しく、共用部を評価いただくことも多いです。

親御さんからも、デザインが良いと好評をいただいているようで、現在はほぼ満室稼働となっています。」

SII(住商インテリアインターナショナル)の魅力・強み 

住友商事 住宅・都市事業部から見て

川上氏:「とても細かい素材の提案から、家具のショールームに同行いただき納得がいくまで家具選びをサポートいただけるなど、トータルでサポートいただけるところは非常にありがたいです。

お任せしたら何とかなるという安心感があることが、SIIさんの一番良いところかと思っています。」

川上氏
山田氏

山田氏:「食堂のインテリアのお話でいけば、家具を選ぶところだけではなく、空間全体をどのようにしていくか、といったところから我々と同じ立場に立って考えてくださいます。 それこそ、食堂の席の配置からスペースの配分まで一緒に考えていただきました。

例えば、そもそもここをカウンターにすればもっとスペースを取れる、といったことや、ここは一時的にしか使わないゾーンなので席を高くしてきちんとゾーニングしていくべき、といったことなどです。

そういったところから会話ができるのは、施主としては、勉強になりますし、より良いものができます。」

山内氏:「入社1年目であり、直接関わってきた訳ではないのですが、竣工写真や物件を見させていただく中で、とても素敵な共用部だなと思っています。

私は会社の寮に住んでいますが、綺麗な学生マンションに住む居住者をうらやましく感じます。

今後、案件を担当する際にはSIIさんとご一緒できたらと思っております。 」

山内氏
嬉野氏

嬉野氏:「 各フェーズでご相談ができ、空間の提案から細部に至るまで幅広いご提案をしていただける点が大きな魅力だと思っています。

例えば、日本で初めての家具を入れたいといったケースもご対応いただけるなど、我々が知らない海外のインテリアにもとても精通されています。常に国内外へアンテナを張っておられるので、新しい情報を我々にもインプットしてもらえるというのも、とても魅力的です。

また、先日デザイナー様と方向性を合わせるのに苦労していた案件がありまして、その際も素敵なラウンジの写真をデザイナー様に見せたいというオーダーに対して、こちらの希望に沿う素材をたくさんご提示いただき、とても助かりました。 」

「 住友商事における今後のマンションビジネス 」

目指す方向性
classy BASE川崎
左から:山内氏、嬉野氏、川上氏、山田氏

嬉野氏:「住友商事では住まいに関わるアセットをこれからも増やしていく方針です。classy BASEのような学生マンションやシニア向け住宅も含め、ファミリー層向けの分譲マンションだけではない商材も広げていこうと考えており、SIIさんとは、今後も協業したいと思っております。 」

川上氏:「今も分譲、賃貸、学生マンションなど、ビジネス領域を広げてきておりますが、例えばソーシャルアパートメントといったものも登場し、住むということのあり方が変わっていく中で、我々が手がける事業もどんどん増えていくと思っています。

そういった際に、この学生マンションと同様に、最初の世界観の作り込みなど、我々が無理なお願いをすることも多々あると思うのですが、そこにSIIさんにもお付き合いいただきながら、お互い成長できていけたらと思っております。 」

山田氏:「私が担当している学生マンションは現在手がけているものが3件あり、その他に分譲マンションもあります。

今までに無い「おっ」と言われるようなものを、SIIの皆さんとご一緒に作っていければなと思っております。」

山内氏:「classyは、暮らしがいいという意味で名付けられた名前なのですが、機能をしっかりアピールできるような家具の配置など、SII様と協業をする中で、答えを見つけ出していけたらいいなと思っております。

川上が申し上げた通り、暮らしのあり方が変わっていく中で、住まいのアセットは今後も増えてくるかと思います。 そういった時にもお力添えいただいて、違うアセットでも素晴らしい住まいを提供できるよう、連携させていただけたらと思っています。」

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インタビュー実施:2022年10月4日