STORIES
ストーリーズ
- ファニチャー
- ブランド・メーカー紹介
- レポート
2024/11/27
Vitra week – 新作家具と過ごした特別な一週間
10月初旬、特別イベント『Vitra week』を開催いたしました。現代の多様なワークスタイルに対応しながら、サステナビリティを追求して開発された Vitra(ヴィトラ) の新商品をご紹介。これからのワークプレイスの在り方とその新たな可能性をVitraとともにご提案させていただきました。是非 Vitra の革新的なソリューションをご覧ください。
Vitraが取り組むワークプレイスとサステナビリティ
今回ご紹介する新商品は、これからのワークプレイスとサステナビリティという2つの大きな課題を背景に開発されました。
Vitraでは、オフィスコンセプトとして「クラブオフィス」を提案しています。このコンセプトでは、オフィスを3つのエリアに分けることを推奨しています。社員同士や外部の方とカジュアルな打ち合わせやコーヒーを飲みながらミーティングができる「パブリックエリア」、プロジェクトベースでさまざまな目的に応じて空間を変更できる「セミパブリックエリア」、そして1人またはチームで集中して仕事ができる「プライベートエリア」です。
そして、サステナビリティへの取り組みについては、2030年に向けて、Vitraは3つのテーマを掲げています。1つ目は環境負荷を数値化するエコロジカルフットプリント※1の指標に対しネットポジティブ※2を実現、2つ目は全製品のライフサイクル全体を捉え、可能な限り長く使用できるようリサイクルを推進、3つ目は製造における過程と方法、そしてサプライチェーンの透明性を高め、顧客がその情報を知った上で購入するようにすることです。具体例として、ヨーロッパでは「ヴィトラサークルストア」を運営し、中古で買い取ったヴィトラ製品をリペアして再販売するシステムを確立しています。また、新製品だけでなく既存製品についてもリサイクル素材への切り替えを進めています。
※1エコロジカルフットプリント:人間の活動が地球環境に与えるさまざまな負荷を数値で表したもの
※2ネットポジティブ:企業が「与える>奪う」という原則に基づき、事業活動を通じて環境や社会に与える影響をプラスにすることを目的とする考え方。
Vitraはこれまでも環境に配慮した商品を開発・販売してきていますが、今回は特にサステナビリティを重視した3つの新商品をご紹介いたします。
※画像をクリックすると、Vitraサイトに遷移します。
シンプルさとサステナビリティが詰まった「ACX(エーシーエックス)」は、アントニオ・チッテリオとVitraの協働10作目となるオフィスチェア
オートマチックウェイトアジャストメント機能により、座る人の体重に応じて背もたれのリクライニングの硬さが自動調整されます。座面下にレバーが隠されているため、すっきりとしたデザインです。背もたれ、座面、ベース、アーム、張り地はシンプルなパーツ構成で分解しやすく、その約60%にリサイクル素材が使われています。
エドワード・バーバーとジェイ・オズガビーによる新作チェア 「Mikado(ミカド)」は隠されたメカニズムが最高の座り心地を実現
ヨーロッパのミカドゲームから名付けられたチェア。背もたれと座面をつなぐパーツにバネのような役割を果たす鉄板のパネルを使用し、体を固定せず長時間座っても疲れにくい構造となっています。また、接着剤を一切使用せず、すべてのパーツが簡単に取り外せる設計のため、張り地の交換やリサイクルが容易です。
Anagram Sofaは、未来の暮らしを見据え、「30年後のオフィス/リビングで使われるソファ」というテーマで開発されました。全方向からパネルや背もたれ、サイドテーブルを取り付けられる「クリック&プレイ」機能を特徴とし、ワンクリックで着脱が可能です。クッションには動物性素材を使用しないヴィーガンクッションを採用し、ベースは再生原料を80%使用したアルミニウム製です。カラーはチョーク、ダークボルドー、ベーシックダークの3色から選べ、張り地には100%リサイクルポリエステル製の「Hola(オラ)」もご用意しています。
これらの新商品は、現代のワークスタイルの変化とサステナビリティの両立を目指しています。
商品に関するお問い合わせは、当社営業担当もしくはこちらまで。